7/6 . 7/7 『溝音』開演。
第九次右脳爆発『溝音(どぶおん)』
2019年7月6日(土) 7日(日)
@神戸アートビレッジセンター
ついに本番を迎えます。
日常は情報の過不足で成立しているという見方があります。
また物事は常に多面的なものであるという見方があります。
一つの事例。
日曜の昼時、そこは人でごった返した飲食チェーン店。
たまたまその店舗を巡回しに来たエリア長、スタッフが手一杯であることを把握する。
順番待ちで並ぶ一人の客。なぜか横柄な態度を取る。
真摯に対応するバイト。
怒って帰る客、誰かを探している様子。
慌てて引き止めようとするが間に合わず、バイトの対応不手際を責める店長。
妙に機嫌が良いエリア長。今はバックヤードに潜む──
ありがちな話。
深掘りすると何が見えてくるのか。
それぞれの視点で検証します。
■検証1. 店長に叱られるバイト
「客を怒らせてしまったが、客はもともと横柄な態度を取っており自分に非は無い」
■検証2. バイトを叱る店長
「この忙しいときにああいう客は切り捨て、目の前に並ぶ客への対応をすればよい。だが今はエリア長が巡回中なので、客へ真摯な対応と指導する姿見せておかないと」
■検証3. 巡回中のエリア長
「誤った順番で他の客を先に案内してしまったのは実は自分。久々の現場仕事には骨が折れる。ニコニコしておいて事を丸く収めるしかない。まずはあの怒らせてしまった客の視線に入らないように隠れよう」
物語は情報の過不足で成立しているという見方があります。
今回は敢えて、皆様にその「過不足」の苦しみを味わっていただきます。
この実験的舞台を見逃すな!
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