メロンパンについて本気出して考えてみた(暮森)


◆アンケートエッセイ週間

無作為にチョイスしたいくつかの単語の中で、Twitterアンケートを実施!
今週は、それにより選ばれた『メロンパン』のワードをテーマに、劇団員によるエッセイを日替わりで掲載します。

【vol.4】

by 暮森 芹


こんにちは。劇団右脳爆発の暮森です

外出自粛に伴い爆弾したほのぼの緊急企画により、エッセイとやらを書くことになりました。テーマは「メロンパン」

メロンパン……メロンパンかぁ……

テーマが決まってから改めてメロンパンについて考えてみたのですが、私が最後にメロンパンを食べたのはおそらく十数年前…学生の頃だったと思います。手頃な価格で沢山食べられるからとか、そんな貧乏根性によるもので、特段好きとか食べたいとかはなかったように記憶しています
大人になってからパンを買う際は、コロッケやらチーズやらお惣菜系のパンを買うためメロンパンが選択肢に入ることがそもそもありませんでした(メロンが嫌いなので名前的に惹かれないというのも有りますが……)

しかしそうなるとエッセイのネタがない!


と、いうことで久しぶりにメロンパンを買ってみました!!
お仕事帰りに近所のパン屋さんへ寄りました。メロンパンがなかったらどうしようとドキドキしましたが、流石メロンパン。「人気です」のポップと共に売られていました
少し小ぶりで、焼き色がしっかり入ったメロンパン。パン屋さんのパンらしく、網目模様がそれぞれ違っていました。その中で、黄色が鮮やかな子をチョイス。お家に連れて帰りました
しばらく観察をしたのち、いざ実食!
まずはメロンパンの特徴でもある、カリカリの外側。そしてその中に包まれているフワフワ。ここのパン屋さんのメロンパンにはお砂糖がふりかかっていたので、記憶の中にあるメロンパンの味よりも甘味の強いものでした
なるほどなぁーこんな感じだったかーと、食べながら少し学生時代に想いを馳せました
久々のメロンパンは、独特の香ばしさとともに少し懐かしい思い出を運んでくれました

次に食べるときはきっと、このメロンパンのことを考え続けた1週間のことを思い出すのでしょう

暮森 芹
2009年甲南大学演劇部「甲南一座」入部。もとより役者と制作を歴任、就活の傍ら参加した旗揚げ公演ではサスペンスの要を担う、知る人ぞ知る「殺害される登場人物第一号」。
劇団員として活動する以前からHPやSNSの作成・管理を担当するなど劇団制作の礎を固める。その一方で歴代最多出演者という顔を併せ持ち、右脳爆発の真髄を体現する看板女優。
暮森の発する高低差のワイドな声色は、物語を鮮烈に説得づけるために巧みに操られ、周囲を魅了し続ける。稽古場のホワイトボードに人物相関図と脚本を分析した痕跡があれば、それは十中八九暮森の仕業。

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